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TOPColumn Detail 空き家をお持ちの方！固定資産税の対策について解説
2023/07/21
「空き家を放置すると、固定資産税の金額ってどうなるんだろう」
空き家を相続後、固定資産税の支払いがどうなるのか不安に感じる方は多いです。
しっかりと管理されていれば、問題はありませんが、特定空き家に認定されると金額が6倍になってしまうことがあります。
不安に感じた方のために、空き家の固定資産税がいつから6倍になるのか、詳しく解説します。
□空き家の固定資産税が6倍になるのはいつからか
所有しているだけで、固定資産税と都市計画税の支払いが必要になる空き家。
空き家問題は今や社会問題となっており、他人事ではありません。
さて、いったい固定資産税が6倍になるのはいつからなのでしょうか。
空き家の固定資産税が6倍になるのは、空き家を放置してから何年経ってからなどという年数が基準ではなく、空き家が「特定空き家」に指定されて、指定後に勧告を受けたかどうかが基準となります。
特定空き家とは、空き家対策特別措置法により、いくつかの罰則の対象になっている空き家を指します。
特定空き家の条件は以下の通りです。
・倒壊等著しく保安上危険となるおそれのある状態
・著しく衛生上有害となるおそれのある状態
・適切な管理が行われていないことにより著しく景観を損なっている状態
・その他周辺の生活環境の保全を図るために放置することが不適切である状態
また空き家と判断する基準としては、水道やガス、電気などを1年以上使用していない、1年以上人の出入りがないといった要素を考慮して判断されます。
定期的にメンテナンスして、きちんと管理しましょう。
それが難しい場合は、売却してしまうのもおすすめです。
「特定空き家」に指定されると、固定資産税の負担が大幅に増加します。
特定空き家の所有者は、売却する選択を迫られますが、劣化の進んだ物件を売却しようと思っても、売り手が見つからない問題に直面しがちです。
よって、早急に空き家の管理や、将来的な対策について検討しておくことが重要でしょう。
□空き家の固定資産税を軽減する方法とは
空き家の固定資産税が6倍になるのを防ぐための空き家の固定資産税の負担を軽減する方法をいくつか紹介します。
・売却
売却すると家の管理責任がなくなる上に税金の支払いもなくなります。
空き家を貸し出す手続きや管理責任が面倒と感じた場合は売却しましょう。
・更地
更地にして土地を貸し出す、駐車場にする土地活用もおすすめです。
更地だと売却同様に管理する必要もなく、収益も得られるため、多くの方が土地活用を選んでいます。
・賃貸
リフォームして賃貸することで、固定資産税は不動産事業の経費の一部となります。
立地条件により、居住用の賃貸が難しい時は、事業用としてもいいですね。
□まとめ
どれが有効であるかは、所有者の考え、および土地環境によって異なります。
今、空き家を所有している方はもちろん、そして将来的に、空き家を所有する可能性がある方も、有効的な空き家の活用について、早めに対策を考えることが大事です。
