Column Detail 自宅が競売にかけられる理由とは?該当するケースをご紹介!
2022/12/21
みなさんは競売について知っているでしょうか。
この記事では競売の概要と競売に出されてしまうケースを3つご紹介します。
□競売とは?
そもそも競売とは何なのでしょうか。
競売とは、差し押さえた財産が裁判所の手続きによって売却されることです。
例えば、住宅ローンを借りる際には担保としてローンで購入した物件が指定されます。
ここで住宅ローンの返済が滞ってしまうと、担保である物件が競売に出されて現金化されるのです。
しかし、債務の担保になっている財産は、仮に債務の滞納が発生している場合であっても債権者の意思で勝手に売却することはできません。
裁判所の許可を得た上で、競売の手続きを踏んで初めて売却できるのです。
競売の対象になるのは建物や土地のような不動産のほか、換金性の高い貴金属や自動車などであることが一般的です。
□競売にかけられるケースと理由をご紹介!
競売について理解していただけたでしょうか。
では、どのような理由で競売に出されてしまうのでしょうか。
ここでは競売に出されてしまうケースを3つご紹介します。
*マンションの管理費を滞納した
たとえマンションの住宅ローンを支払っていたとしても、管理費や修繕積立金を滞納していると競売に出されることがあります。
「建物の区分所有等に関する法律」では、マンションの各部屋の所有者は共同の利益に反する行動を取ってはならないと記されています。
つまり、管理費の支払いを滞納するということは、共同の利益に反する行為です。
それによって他の区分所有者は支払いを滞納している人に対して、競売を請求できます。
*消費者金融からの借入を滞納した
借入をする際に、家を担保にしていなければ競売にかけられないと思っている方もいらっしゃいますが、そうではありません。
なぜなら、消費者金融が裁判所に対して競売を請求できるからです。
ただ、住宅ローンの残債があり、家を競売にかけても住宅ローンを完済できない場合はこの請求は却下されます。
*投資用不動産のローン返済を滞納した
これは自宅ではない投資用不動産が競売に出されるケースです。
他者へレンタルすることを目的とした物件を購入する際は、家賃収入を組み込んだ返済計画を金融機関に提出します。
しかし、思い通りの家賃収入が得られず、返済が不可能になると、債権者である金融機関が競売を申し立てることになるのです。
□まとめ
競売の定義や、自宅を競売に出されてしまうケースをご紹介しました。
この他にも競売に出されてしまうケースはありますので、興味がある方はぜひチェックしてみてくださいね。