Column Detail ローンが残っているが家を売りたい方必見!税金対策を解説
2023/05/17
「ローンがまだ残っているけど家を売りたい」と考えている方もいるでしょう。
しかし、「実際にそんな家が売れるのか」という疑問や税金対策の仕方がわからない方もいると思います。
そこで今回は、ローンが残っている家を売るときについて紹介していきます。
□ローンが残っている家を売る税金対策とは?
税金を抑える、特別控除の特例として譲渡益が3000万円までは税金がかからないというのがあります。
これは、居住用財産を譲渡した場合の3,000万円の特別控除の特例」が適用されます。
また、一定の要件を満たすことで10年超所有軽減税率の特例が受けられます。
譲渡所得が6000万円を下回ると、長期譲与所得の場合、税率が軽減されます。
さらに、特定居住用財産の買換えの特例もあります。
これは、家を売った際に発生した譲渡益を後に繰り延べられるものです。
つまり、買い替えの時には課税されず、買換えた家を売る時に課税されます。
そして、特定居住用財産の譲渡損失もあります。
所有期間が5年を超える家を売って、その契約日の前日に償還期間が10年以上の住宅ローンがあることが条件です。この場合、家を売った時の譲渡損を所得から引き、3年間にわたって繰越控除できます。
他にも、自身の家を新しく買換えることを条件に、譲渡損を所得から引くことができるものです。
これらの特例が当てはまるかを確認して税金を対策していきましょう。
□ローンが残っている際の売却時の注意点とは?
ローンが残っている家を売るときの注意点として「税率が低いタイミングで売る」ということが挙げられます。
所有期間が5年以下の家を売ったときは40%が課税され、それを超える場合は20%に抑えられます、
そのため、5年を超えたタイミングで売るのが良いでしょう。
また、残りの残債を確認する方が良いでしょう。
ローンが残っている状態だと基本的に売却できません。
そのため、現在のローン残債がいくらなのかを把握して、スムーズに売却活動を進めましょう。
そして、家を売るためのリフォームのためなら費用を取得費にできます。
それも忘れないようにしておきましょう。
□まとめ
今回はローンが残っている家を売りたい場合の税金対策と、注意点について紹介しました。
家を売るには多くの税金がかかり、ローンが残っている場合は不安が大きいでしょう。
そのため、税金についてしっかりと把握し、節税対策に努めることでより良い売却活動をすることができるでしょう。