Column Detail 遺産相続の順位とは?トラブル対処法と合わせてご紹介いたします!
2023/01/08
「相続のルールがよくわからない」
「相続する順番がわからず、誰が相続人なのかわからない」
このようにお困りの方は多いのではないでしょうか。
そこで今回は、遺産相続の順位とトラブル対処法についてご紹介いたします。
□相続の順位について
相続順位を考える際のポイントは2つあります。
1つ目は誰が相続人になるのか把握することです。
法定相続人に含まれている人は遺産を相続する権利がありますが、それぞれ血縁関係によって相続ができる順位が決まっています。
例えば、常に相続人となるのは配偶者です。
配偶者以外の相続人は、子供や孫が2番目、父母や祖父母など、被相続人の上世代は3番目、兄弟姉妹は4番目という順位になります。
同じ順位の人がいる場合は、その順位全員が相続人です。
例えば、亡くなった方の子供が2人いる場合は2人とも相続人となります。
また、遺言がある場合は遺言の内容が最優先です。
配偶者や子供以外で相続人になる可能性があります。
2つ目は相続人がそれぞれどれくらい相続するのか把握することです。
相続人が多くなるほど、相続分が割られていきます。
例えば、配偶者のみの場合は遺産のすべてを相続できますが、配偶者と子供へ相続する場合は遺産の2分の1を相続することになります。
□トラブル対策法について
遺産を受け継ぐ子供の間では、相続順位がなく平等に分け合うことになります。
そのため、前の配偶者との子供も相続権を持つことが可能です。
このような複雑な家庭では、子供間でトラブルが発生する可能性があります。
トラブルを回避するためには、3つの対処法が有効です。
1つ目は家族でよく話し合うことです。
親世代から話し合いの場を設け、財産をゆずる人、相続配分の理解、相続した遺産の使い方などについて事前に話し合っておくことが大切です。
話し合いではエンディングノートの使用をおすすめします。
2つ目は遺言書を作ることです。
トラブル対策で一番良いのは、遺言書です。
遺言書は書き方に厳しい制限があるため、決まり通りに作成しましょう。
3つ目は家族信託を活用することです。
信頼できる家族に財産を管理してもらう方法があります。
財産の管理から処分まで一貫して家族で行うため、柔軟に財産を管理できます。
□まとめ
今回は遺産相続の順位やトラブル対処法についてご紹介いたしました。
遺産相続はもちろん、物件の売却や活用方法について詳しくご紹介いたしますので、相続、空き家でお困りの方は、ぜひ当社へお気軽にご相談ください。